恋愛被害届け

好きなものを好きなだけ。

「パンの耳、ありますか?」


はてなブログって個人的にとても好きな媒体で、界隈のものはもちろん、全く違う界隈の人のものも読んでしまったりする。イメージ的には文才がある人が使ってるイメージで、起承転結がしっかりしてて物語を読んでいるような気持ちになる記事が多い。語彙力がある人がわんさかいるし、何よりも共感しかできない文章を生み出す神がたくさんいる。すごい。なんでこんな身につまされる文章を書けるんだろう!て思う人がたくさんいる。すごい。私にはどう頑張っても無理だ。
じゃあなんで今こうやって書いてるかっていうと、最近自分の生き方とか社会での立ち位置とかそういうのを俯瞰でみてだめだなあと思うことが多くって、凹むことが多くって、なんか、色んな瞬間瞬間で思った気持ちを書き留めておかないと足元が突然パカリと開いてゲームオーバーしちゃうんじゃないかな?てふと思ったから。振り返った時にたしかにあった気持ちを自分でも振り返るようにしたほうがいいんじゃないかな?とも思ったから。だからといって自分だけが見えるものに書き連ねても、気付いたらマイナスなことに終始した文章になってしまいそうだな…とも思い。じゃあ何かの巡り合わせがあったら人の目に留まるのか?というこちらを開いてみたわけです。


突然だけど私はオタクと呼ばれる人種なんだと思う。月並みに小学生の時に当時流行ってたモーニング娘。*1にハマり、駄菓子屋さんで非公式のカードとか買ってた。プリクラ風シールとかも買ってた。*2そのあとジャニーズにハマった。これは現在進行形。高校生でバイトを始めたこともあって間口が広がって、ジャニーズおっかけながら48も好きになって、オードリーにもハマった。*3今思い出したけど中学生辺りで一瞬吉本にもいったな。*4大学生になるともっと自由に使えるお金が増えて、48は握手会に行くようになった。NMB48NMB48のCDもAKB48のCDもめっちゃ買った。今では考えられない頻度の握手会だったけど毎回どれも40枚ぐらいは買ってた。*5当時で言えば凡ですが…。で、社会人になって一時期オタクなんてできるメンタルじゃなくなったけど(仕事大変すぎて)、なんだかんだで今はオタ活を出来てしまってるし気付いたら推しが増えてる。だからきっと私はしぬまでオタクなのでしょう。増えてしまった推しやら*6、過ぎていった推しやら*7、学生時代から変わらない推しやら*8、まあ割と色んな人で彩られた人生だけど一番は健気にずっと変わらないので、やっぱり一発目は彼のことを書くのが使命のような気がするので。


小学生の時、みんながモーニング娘。ミニモニ。!ていってたはずなのに、あるタイミングからじわじわと嵐とかが権力を持ち始めるようになった。セーラームーンになりたい!みたいな気持ちでハロプロのお姉さん達を見てた女の子達が、だんだんと異性に興味を持ち始める年齢だったのかもしれません。ちょっと前まで駄菓子屋さんで買ってたのはモー娘。のカードだった周りの子が、気付いたら嵐に10円使うようになってました。なんか私はそれがすごく悔しくて、でも小心者だから表立ってお姉さん達が好き!ていうのも恥ずかしくなっちゃって、お友達からの「嵐で誰がすきー?」に「二宮くんかなあ…」とへらへら答えながら内心(モーニング娘。のほうがいいし!何がジャニーズだ!みんなすぐ裏切りやがって!)と思ってた。だからなんとなくジャニーズは好きじゃなかった。*9
うちでは朝ドラを見る習慣が当時あって、ちゅらさんぐらいから必ず家族で見てた。割と波瀾万丈な家庭環境だったので、共通の話題として朝ドラはぴったりだったのかもしれない。父もおじいちゃんもおばあちゃんも弟も、みんなで見てた。その時やってた朝ドラは割とコメディっていうか、突然歌い出したり踊り出したりする話だった。小学生の私には作品としての評判はよくわからなかったけど、なんだかめちゃくちゃ明るくって好きだった。東京生まれ東京育ちで両親ともに東京の私からしてみたら、関西弁もちょっと新鮮だった。あとムサシ出てたし。*10オープニングも可愛くて好きだったなあ。そんなある日、新キャラが出てきた。主人公の初恋の相手。パンの耳、欲しがる青年。

びっくりした。

なんだこの人。めちゃくちゃかっこいいぞ???

誰かからの影響なく、異性をかっこいいと思ったのはこれが初めてだった。*11初恋もこれより随分前にあったと思うけど、なんかそういう次元じゃなかった。レベチ。衝撃。Endless Shock。

すぐに次の日のオープニングで名前を確認した。

錦戸亮

なるほど、なんかイケメンは名前もかっこいいな、て思った。お父さんに確認した。多分読み方は、にしきどりょう。晴れて、その日から私は和ちゃんの虜になった。*12

でもここで確認しておきたいのは、私自身はあくまでも和ちゃん(桑原和人くん)が好き!てなったわけであって、和ちゃん(錦戸亮さん)にはそこまでいかなかったってこと。冬ちゃん、ラブミーテンダーや!ていってる和ちゃんに心打ちのめされたわけで、ぶっちゃけ錦戸亮さんが何者なのかよくわかってなかったんですよね。


そんな時、小学校では空前のNEWSブームが来ます。みんな山P山Pいってた。セブンイレブン!とか、バレー!とかいってた。嵐は…?て内心思ってたけど、まあ女心は秋の空です。なんか嵐よりも人数多くて、ええ誰…って感じの私。モーニング娘。を無下にされた記憶はまだ色濃く残ってるので、ジャニーズってだけで敬遠気味です。


でもいたんですよね、そこに。

天使の羽つけて上から降りてきたラブミーテンダーなあの、和ちゃんが。

いやもうそれを知った時の衝撃ったらなかった。だって私ジャニーズってだけで、ぎゅって奥歯噛み締めるぐらいだったんです。天敵だったの!周りの子達の心をばっと奪っていって、憎きジャニーズ!て感じ。ラブミーテンダーな敵役!*13て感じ。まさか私の心もばっと奪っていくとは、やはりジャニーズ、恐ろしいな!?小学生の私は悟りました。だめだ、ジャニーズ、好きじゃんずるいじゃん……。

今思うと小学生の時には周り所謂“ジャニヲタ”はいなくてみんな“ジャニーズファン”レベルだったので、和ちゃんがジャニーズNEWSの人だって知ってからもすぐに沼落ちすることなく…本気で沼に落とされるのは中学生になってから初めて出会った“赤西担のジャニヲタ”の影響なのですが、まあこれはいつか機会があれば…。


今考えてもてるてる家族と和ちゃんは原点だし、あそこで錦戸亮さんを見つけていなかったらどんな人生だったのかなあ、と思うんです。それほど錦戸亮さんを好きになってから過ごす時間が長くなりすぎてる。人生の半分以上錦戸亮さんを好きでいるって考えると、なんかぞっとしません?すごいことだよなあ、これって。


こうやって私のように人生を狂わされることになる子が生まれるのかしら?とおかえりモネの永瀬廉くんに気持ちを馳せながら、*14*15思ったよりも長くなってしまった初投稿を締めたいと思います。いやー、歴史は巡るね!



*1:というよりその時はミニモニ。がすごかった

*2:10円で袋ちぎって買うやつ。狂ったように課金してました

*3:こちらも現在進行形

*4:キングコングさん、ミーハーの王道。あのままいたらまあまあの沼だったのかもしれない

*5:一番買ったのは総選挙の投票券ついてたさよならクロールだと思います。多分それで80枚ぐらい

*6:橋本環奈ちゃんと金村美玖ちゃんと織山尚大くん

*7:山田菜々ちゃん!引退してもずっとすきです

*8:オードリーさん

*9:嵐は何ひとつ悪くないです、ただかっこよかっただけです

*10:今や辻ちゃんの夫の太陽くんですが、私の中ではいつまでもコスモスのムサシ

*11:みんなが言うから確かにかっこいいなあ、みたいなのはあった。流されやすすぎる…

*12:こんなこといいながらぶっちゃけ出番がどれぐらいあったとかはよく覚えてないんですけど、結局は主人公の相手役なのでまあまあ出てたんだと思います。最終週のインパクトが強すぎて…。

*13:あ、ポケモンでも育ったタイプです

*14:及川亮って役名はさすがに運命

*15:懐かしきラストフレンズの記憶…